幼児期の脳は指先から鍛える

幼児期の脳は指先から鍛える

幼児教育を学んでいくと、色々な事がわかるんですね。

子どもの脳を鍛えるには、脳に刺激を与えてあげる必要があります。

脳を刺激するためには、「指先運動」を意識するとよいですよ。

指の動きは脳と密接に結びついており、指先は「第2の脳」と言われます。

脳につながる神経が、指先に多いからです。

そして、幼児期、特に3歳までに神経細胞が急速に発達し、3歳の時点で脳は大人の90%になります。

指先を使う動作をこの時期に多くしておくことは、脳の発達にとってとてもよいということです。

実際に、療育でも「指先運動」は行われていますね。

発達が遅れていても、小さい頃から指先運動をしっかりと行っていれば、改善どころか年齢以上の発達をする子も出てきます。

これは個人的な意見ですが、療育を受けたことがある子の方が、受けたことがない子よりも指先運動が多かった分、脳の発達が進み、学力が比較的高くなる傾向にあるのではないかと思います。

では、具体的にどういったことをすればよいのでしょう。

それほど難しいことではありません。

日常の遊びの中に、指先を使うものを取り入れるのです。

具体的には、

・ペグ差し

・シール貼り

・紙を破る、丸める

・粘土遊び

・紐通し

・お絵かき

・はさみを使って切る

特に大切なのは、手のひら全体を使うのではなく、親指と人差し指だけを使ってつまむように意識することです。

年齢が上がるにつれて、できることも増えていきます。

・卵の殻をむく

・糸通し

・釘打ち

・工作(てるてる坊主をつくるなど)

・包丁をつかって食材を切る

細かい作業が少しずつできるようになればなるほど、実際に本格的な勉強に入った時に素晴らしい能力を発揮してくれますよ。