算数力を身につける

身近なことから 算数を学ぼう

楽しみながら数字を身近にする

「算数が得意になるためには、地道にドリルをコツコツ解くしかない」

そんな思い込みをしていませんか?

算数を伸ばすには、子どもが意欲を感じられることが大切です。

入り口が遊びだと、子どもたちはワクワクします。

まるで遊びとしか思わないことを15分するだけで、教科書で学ぶような計算力や文章題までもが以前よりできるようになります。

意欲は、思考力や想像力を伸ばすだけでなく、計算のようなスキルの吸収力、理解力も高める効果があるのです。

今はコンピュータが全て正確に計算してくれる時代です。

しかし、物事の大小や多い少ないの感覚を直感的につかむためにも、「算数力」は重要です。

例えば、

・1000㎞の散歩に行く

・鍋に醤油を15L入れる

といった数字に自然に違和感を感じられるでしょうか。

計算にアレルギーをもたず、数を自由に操れるようになることによって、数の正しいスケール感を体験的に身につけておく必要があるのです。

「算数力」を身につけるにはどうすればいい?

算数を伸ばす原動力は、「ワクワク感」です。

幼い頃からやりたいことを我慢させてドリル学習ばかりさせても、ワクワク感の土台がないと意欲や学力は小学校高学年で頭打ちになります。

学校の宿題と一緒に、楽しんで思考力を育てられるような問題を1日15分でも続けることで、算数が楽しくなる土台を作ることができます。

また、算数の思考力は、幼児、低学年ほど遊びを通じて身につけることができます。

問題集を買ってきてたくさん解かせるよりも、学校の教科書や計算ドリルの問題で、同じ答えを探したり、順番を入れ替えて計算の工夫を考えたりと、ただ機械的に作業をするのではなく想像力をかきたてるような作業を促すと柔軟な発想力が生まれます。

例:計算問題

「8になる式を3つ言えるかな?」

⇒「3+5、9-1、14-6」

「56+18+44の式で、順番を変えてみるとどうなるかな?」

⇒「56+44+18にしたら、100+18だから答えは118!」

頭の中で補数を数えたり、街で見かける車のナンバープレートを使ったり、身の回りにある数字を足したり引いたりして、数字に興味を持てるようになると、算数が面白くなっていきます。

そろばんは、数という抽象的な概念を受け入れにくい子どもにとっては、数が珠という具体物として実際に見えるという点で、算数を学ぶためには有効です。

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