アートで創造力を高める

アートで創造力を高める

全米トップの美術大学であるロードアイランド・スクール・オブ・デザインのジョン・マエダ前学長の言葉です。

20世紀の世界経済は、サイエンスとテクノロジーが変えたが、21世紀の世界経済はアートとデザインが変える

実際、固定概念を壊し、自由な発想をもたらすものとして、アートがビジネスの世界でも重視されるようになっています。

本物の芸術作品に触れると、その感動から創造力が掻き立てられます。

コロンビア大学の調査でも、芸術の授業を多く受けている生徒ほど、創造力が高いことがわかっています。

アートを鑑賞することで右脳が刺激され、普段とは違う発想にもつながっていくそうです。

アートに接するにはどうすればいいのか?

1つの作品をじっくりと鑑賞し、その後作品について感じたこと、考えたことなどを話し合う教育プログラムがあるそうです。

家族で博物館や美術館に出かけるときにも、この鑑賞法を参考にやってみるのもよいでしょう。

特別な準備や「子どもにはまだ難しいかも」「楽しめないのでは」といった考えは不要です。

本物を見る機会として気軽に親子で楽しもうという程度の気持ちで出かけてみましょう。

作家が誰で、どんな技法で、いつの時代に描かれたかなどを知る必要はありません。

むしろ、美術に関する知識を介さず、まっさらな状態で作品に向き合い、親子でお気に入りの作品を選びます。

そして、想像を膨らましながら、次の3つの問いかけをしてみてください。

・この作品の中では、どんな出来事が起きているか?

・作品のどこからそう思ったか?

・他に発見したことはあるか?

正解はありませんので、自由な発想で深掘りしていくことができます。

子どもが説明しにくいと感じた時には、「~ということかな」などと言い換えてあげると、自分の気持ちに気付いたり、語彙を増やすことにもつながります。

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