こんにちは。算脳トレ幼児・低学年クラス担当の小川です。
子どもへの期待=親のエゴ?愛情?
我が子には「良い成績をとってほしい」「○○高校、△△大学にいってほしい」「大人になったら、□□になってほしい」と、たくさん自分の想いが出てきますよね。
私もそうです。我が子には、たくさんの願い・期待をかけてしまいます。
「私があの時○○だったから、息子も○○であってほしい」「私はあの時△△ができなかったから、娘にはできるようになっていてほしい」・・・と。
でも、ふと、我が子が生まれた日のことを思い出してみてください。
「無事に生まれてきてくれてありがとう」と思い、それ以上のことをあの瞬間、考えたでしょうか。
親の願いが、子どもにしてみたら、とてもしんどいものになっていることも時にはあるようです。
お子さんの誕生日、こどもの日、雛祭りなど・・・。
子どものためのイベントをする際に、あの日のことを思い出し、声に出して伝えてあげてください。
「生まれてきてくれてありがとう」
その一言で、子どもたちは、また明日から笑顔で頑張ってくれますよ!
言葉にしないと伝わらない
サンライズに通っている女の子Sちゃん(当時小3)のお話をしますね。
ある日私に泣きながら、「私は私でしょ!ママやパパの代わりに勉強をしているわけじゃないっ!私は私なりに一生懸命しているのに、どうしてもっと頑張らないといけないの?」と、訴えてきました。
その2週間前に、保護者の方より、「娘が最近反抗的なの。もっと勉強しないといけないはずなのに、いつ見ても中途半端・・・。先生から注意してもらえませんか」と、話をされた矢先のことでした。
Sちゃんは、もう限界だったのかもしれません。
「私が勉強をしている傍で、パパはスマホでゲームをしているし、ママだって雑誌を読んでいるの。パパたちはお仕事を頑張ってきたから・・・って言うけど、私だって、学校で勉強も係りの仕事も頑張ったよ!なのに、どうして、私は、まだ頑張らないといけないの?」と、私に話してくれました。
その話を保護者の方にすると、目が覚めたような顔をされたことを、私は今でも忘れられません。
・どうして勉強を頑張ってほしいのか。
・家で子どもが勉強をしている間、お父さんとお母さんは何をするのか。
などを、親子で話をしてもらいました。
家に帰り、お母さんがSちゃんに、「大好きよ!あなたのことが、世界で一番大切なの。だから、将来、私たちがいなくても独りで頑張れる力をつけてほしいから厳しく言ってしまうの。ごめんね・・・」と伝えると、Sちゃんは、「いつも叱られていたから、頑張れない私のことを嫌いになったと思っていた。ありがとう。また、明日から頑張ってみるね。」と、とびっきりの笑顔で話したそうです。
自分のことが大切だから、お母さんたちは自分に厳しくなる。
「私が幸せになれるように応援してくれている」ということを、感じてくれるようになると、頑張る理由が明確になり、お互いに良い環境がつくれるはずです。
なかなか、「生まれてきてくれてありがとう」や、「あなたのことが大切だから…」なんていう機会は少ないと思いますが、ぜひ、声に出してみてください。
頑張ってほしいことがあるときほど、返ってくるものは大きいと思いますよ。
ちなみに、私は、「大好き」「世界で一番大切」「何があってもあなたの味方」と言い続けています(笑)
年齢が大きくなるほど、効果はありましたよ!
まとめ
言葉にしないと伝わらないことってありますよね。
特に子どもはそうです。
勉強をさせることが子どもにとって幸せだとわかっていても、なかなか勉強をするように仕向けられない・・・。
そんなお悩みをお持ちの方は、ご相談ください。