子どもの「見取り方(アセスメント)」

岡山市の幼児教室算脳キッズです。

一般的に、鉛筆の持ち方が悪い子を見て

「持ち方を覚えていない」

「習慣ができていない」

と考えたり、じっとしていない子に対して

「多動だ」

「ADHD傾向がある」

と考えることがあります。

しかし、これらは表面的な見方かもしれません。

鉛筆が正しく持てない子は、発達面における積み残しや経験の量の不足、多動のように見えてしまう子にはその原因があったりするのかもしれません。

そこがわかると、根本的な指導ができるようになります。

また、指導される子供たちも自分の困ったところの根本が改善されるために喜びも大きいでしょう。

このように子どもの様子を見て、適切な「見取り方(アセスメント)」ができることは、よりよい指導に繋がります。

また、見取りは子どもの発達に関係しますので、小学校入学までにどんな力をつけておく必要があるのかということもわかってきます。

例えば、以下のような年齢別の見取り方の基準があります。

参考にしてみてください。

5歳半の発達

5歳半は大切な節目です。

以下のことができるようになっているでしょうか。

・スキップができるようになる

・横向きの表現をする

・しりとりができるようになる

・自分の体の左右がわかる

・三角が書ける

・交叉運動をする

・両眼視がほぼできる(7歳)

・斜めの線が書ける

例えば幼児教室「算脳キッズ」では、斜めの線が書けるかどうかは、「点描写」をさせればわかります。

そして、5歳半までに一度に線が描けるように指導しています。

5歳~9歳

第三の新しい発達の力が誕生します。

・「中くらい」「真ん中」「過去・現在・未来」がわかってくる

・できた中での「できなかった部分」をとらえ、新たな工夫や調整をするようになる

・前や後ろ向きだけでなく、「横向き」の表現ができるようになる

・「斜め」の姿勢、不安定な姿勢制御、左右の認識

・「~だけど・・・」の可逆操作「怖いけどやってみる」

・相手と自分の立場の違いがわかってくる

・ひし形が描ける(6歳)

例えば、ひし形といってもいろんな形に描けますが、共通するのは「4つの辺の長さが等しい」ということです。

ひし形の定義を言葉だけでなく、感覚として理解して描けているかどうかということです。

幼稚園・小学校の最初の3年間で本当にさせたい勉強とは

時間がたっぷりある最初の3年間は、子どもの能力を最大限に引き出すとても貴重で大切な時期です。

焦って数字を詰め込まなくても大丈夫!

もっと大切なことがあるのです。

① 手・指を使った体験によってこそ「想像力」「集中力」「数の概念」「論理的思考」が鍛えられます。

② 「ハッ」という発見は、脳のごちそうです。眠っている能力が活性化され、学ぶことがどんどん楽しくなります。

➂ 問題を多角的にとらえる「算数脳」。展開図や断面図を描く訓練で、「空間認識力」「想像力」が大きくUPします。

④ 算数の醍醐味は、過程にあります。「なぜ?」「規則性はないだろうか?」と考えられる子は必ず算数好きになります。

数理色板や数理積み木を使って、9歳までに楽しく「算数脳」を育てましょう!

10年、20年先の成長を考えた時に、目先の問題に正解することよりも、学ぶことへの自主性を身につけることが、どれだけ重要かは言うまでもありません。