岡山市の幼児教室算脳キッズです。
算数能力がますます低下する原因の1つとして、今までの算数指導法が、数学の指導法と同じになっていることだと考えられます。
つまり、算数の学習とは、公式やテクニックを覚えて問題にあてはめる訓練である…と思われていることが、算数嫌いを作っているのです。
暗記していること、テクニックを覚えていることの優劣を問うような学習方法は、面白くありません。
脳が働かなければ自分で考えることができません。
考えることができないということは、自分が知的な世界に参加できないということです。
知識やテクニックをどれだけ覚えているかということは、機械の方が得意です。
つまり、それは機械の能力です。
思考力・創造力を機会に期待することが無理なように、機械的な学習しかやったことがない人間に、考える能力が育つわけがありません。
幼児教室算脳キッズの学習は、本来の算数指導の目的である、現実を数量的・図形的・空間的に感じ、とらえ、判断し、解決する能力を育てるものです。
今までの指導法に慣れている頭には、難しく感じるところがあるかもしれません。
しかしながら、その考え方・指導方法は、人類が獲得してきた順番にカリキュラム化されています。
子どもは自分の能力として算数能力を育てていきます。
長年の幼児・小学校低学年指導の実践で確実に言えることは、小1程度の能力は、70%以上の確率で3~4歳児のときに育てることが可能です。
6~7歳児に小学校3~4年生の能力を育てるノウハウも既に確立されています。
指導は大きく分けて次の2つです。
① 能力全般を育てる、<基礎・基本>の指導。
② 算数的能力つまり現実を数量的・図形的・空間的にとらえる能力の指導
しかしながら、言うまでもなくこれもまた、表面的なもので、これらの2つの指導領域は、根底で深く関わっているのです。
例えば、8を5+3というように、分解・合成して理解できないような能力では、「点描写」ができません。
5歳半~9歳に発達する第三の新しい力が不足しているのです。
少なくともまだ十分に育っていないのです。
基礎・基本の育成方法を持たない教育法では、正しい能力を育てることができるわけはないのです。
算数能力も、基礎・基本能力の上に育つのでなければ、単なる知識やテクニックを覚えるだけの能力になってしまいます。
算数能力が、基礎・基本能力の上で培えば、算数能力だけではない、言語能力を含めた他の様々な能力の中で、算数能力が育ちます。
本物の能力として算数能力が獲得できるようになると、段々と教える内容が少なくなってきます。
勝手に自分の力で子どもたちが学び始めるからです。
教育とは覚える力を育てるものではなく、知的に自立する力・学ぶ力・想像する力を育てるものだと思います。
あまり知られていませんが、文科省は、図形の学習の目的を図形概念・空間概念の育成というふうに述べています。
ということは、空間概念は教育によって身につくものだ、教育しなければ身につかないものだという考えを持っていることになります。
この空間把握能力が低いと、図形の学習が苦手になるだけでなく、勉強が全般的に嫌いになります。
この世は立体的で三次元の世界だと言われますから、三方面のことが瞬時に認知できないと正しく考えられなくなるからです。
つまり理解力・思考力に劣るようになるからです。
図形遊びはそれらの能力を育てるのに大いに役立つ遊びです。